YAMAHA M-SLAZを買う
セロー250(キャブ最終型)に10年ほど乗っていましたが、オフロードを走る機会がほぼゼロになり、アスファルト道路だけならオンロードモデルの方がいいなーと思いつつ幾星霜。 思い立って表題のモデルに乗り換えました。 ちなみにこんなバイクです。
今までオフロードバイクばっかり乗っていたのもあって、とにかく軽さ優先! ツアラーとかコケたら起こせる自信ありませんw 最初はKTMのDUKEあたりを狙っていたのですが、Web上の評判では故障しがちらしいのでパス、Gooなんちゃらで色々とチェックしていたところ、こんなモデルあるのねーと目にとまったのがM-SLAZです。 セロー250を買った当時と比べると中古バイクの相場が全体的に上がっているような印象で、なんだかなーと思案していたところに、お安いタイ製のバイクはジャストフィット!? さっそく某ショップに実車を見に行き、即決しちゃいました。 そこそこレアなモデルでWeb上には情報が少ないのですが、販売店の保証もあるし、まーいいかなと。www.tandem-style.com
ライディングポジション
約1,000km走ったので、簡単なインプレッションでも。 乗って一番最初に気になったのが、妙なポジションでしょうか。 ステップの位置がそんなに後ではない割には、ハンドルが低すぎるように感じられます。 変に腰が折れたような姿勢になって違和感バリバリ。 速攻でハンドルの高さを上げるパーツを取り付けました。 まあ、ワタシの腕が短すぎたのかもしれませんがw
このパーツで20mmほどアップ、違和感も解消されました。 ちなみに、オリジナルのネジはM8×30mm、ネジ穴のスパンは33mmです。 ネジ径とスパンはセロー用などと同等のようです。 ネジは手元にあったM8×50mmのキャップボルトを使用しました。
乗り味的な
シート高805mm+やや幅広なシートで足つきがセロー250と大差ないのもあってか、腰高なフィールで大げさに言うとオフ車っぽいです。 セロー250にオンロードタイヤ(IRC GP210)を装着したことがあるのですが、それに近いですね。 調子に乗ってるとアンダーでおっとっとってなるのも含めて。 車重の軽さがアドバンテージとなって、特に扱いにくいシーンとかは無いです、今のところは。 街中でうろちょろするのにもピッタリ。
エンジンフィール
さすがにセロー250と比べると下のトルクが薄くて、チンタラ運転するのには向かないですね。 マジメに運転しろよって話ではあるんですが。 とりあえず、郊外のバイパス等も含めて街中では困るようなシチュエーションはありません(スタートダッシュがまどろっこしいのは諦めるとして)。 高速道路とか激坂とかだと、さすがに力不足かな。 馬力に余裕があるバイクの方が何かと楽には違いないので、どういうレベルを求めているかに寄りけりで満足度も大きく変わるかと思います。 エンジンの振動は、単気筒としては少ない方でしょう。
サスペンション
新車なせいもあってか、かなり固めな印象です。 特にリアが。 荒れた路面を走るとドタバタします。 残念ながら調整不可らしいので、慣れるしかありませんね。 ストローク等に関しては、そこまで攻めてないので不明です。 ちなみにオーリンズからキットも出ているようですが、車両価格を考えると割高すぎて躊躇しちゃいますね。
燃費
慣らし中であんまり回していないのもあるとはいえ、50km/lオーバーはさすがだなと。 セロー250だと、最も条件がいいと思われる北海道ツーリングで35km/l、街中だと28km/lがやっとだったので。 お財布に優しいのは助かります。
タイヤマハ(逆輸入車)
普通の輸入車(いわゆる外車)も含め、一番のネックはパーツの供給でしょうか。 オイルフィルターのような消耗品については代理店がある程度の在庫を持っているので問題無いとしても、故障の部位によってはかなり納期がかかります。 金額はともかくとして。 大昔、某5シリーズに乗っていたのですが、パワーウィンドウが故障した時に修理に3週間と言われ、手放すキッカケになったのを思い出します。 動かなくなって修理に預けたらめっちゃ困る人は、買わない方が吉でしょう。
あと難点としては、サービスマニュアルが入手難なところ。 いわゆるオーナーズマニュアルに関しては、英語版がネットに転がっているので大丈夫ですが、サービスマニュアルはそうはいきません。 販売店の人によれば、最近はサービスデータがデータベースでオンライン化されていて、製本されたサービスマニュアルは無いとのこと。 オンデマンドで印刷するサービスもやっていないそうで、お手上げです。 まあ、オンデマンドでやっていたとしても、バカ高そうですけど。
ちなみに、M-SLAZについては、タイ語のサービスマニュアルをネットで拾うことが出来たんですが、なにせタイ語ですからね。 まったく読めませんw それでも図と数字はわかるので、締め付けトルクのような知りたい情報を得るのには役に立ちます。 配線図もあるし。 メンテナンスについて、お店に任せている人ならサービスマニュアルは無くても特に困ることはありませんが。
クロスバイクのライト
Rail700Aを買うと、CROPSのSJ2という明るさ14ルーメンのライトが付いてくるのですが、実際に夜走ってみると実に心許なく、こりゃライトを交換もしくは増設だな!となるのは必然。 そこであちこち調べてみた結果、ジェントス(GENTOS)のフラッシュライト、閃シリーズが定番のひとつらしい、というのがわかりました。
閃シリーズといえば、とある分野の方々には所謂「閃ブレ」の光源として超有名です。 今はフルカラーパワーLEDの普及で廃れましたが、何を隠そう、うちにも使命を終えた?のが二つ転がってたりして。
突然消える
その閃シリーズ、モデルによっては自転車で使うのに注意が必要なものがあります。 うちにころがってるSG-355Bは、まさにそういうモデルのひとつです。 付属品としてハンドルバー用ホルダーが同梱されているくらいなので、明らかに自転車を意識したパッケージにもかかわらず。 ちなみに明るさは100ルーメンです。
GENTOS(ジェントス) 閃 355 【明るさ100ルーメン/実用点灯10時間】 SG-355B
- 出版社/メーカー: GENTOS(ジェントス)
- 発売日: 2010/03/20
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このモデルは、バッテリーの電圧が降下しても一定の明るさを維持するために定電圧回路が使われているのですが、電圧があるしきい値を下回ると、いきなり消灯します。 消える直前の明るさはバッテリー新品時の明るさと同じなので、なんの前触れもありません。 街中ならともかく、真っ暗な田舎道でいきなりライトが消えたらどうなるか、想像するまでもなく。
キャットアイなどの専業メーカー製品にもいきなり消えるタイプのライトはありますが、ちゃんとバッテリーインジケーターが実装されていたりするんですよね。
二灯式推奨
さすがにバッテリーの状態を常に把握するのは煩わしすぎるので、どうしても使うのなら二灯式での運用が無難ですかね。 エネループに対応しているので毎回満充電のエネループに入れ替える、なんて手もありますが。 ただし、エネループも含めたコンシューマ向け充電池(充電機器含む)はそこまで信頼性が高くないので、うちならやりません。
電池が急に切れたら困るようなシチュエーションならば、とりあえず新品のアルカリ乾電池でしょう。 だったら、毎回新品のアルカリ乾電池に入れ替えればいいんじゃ?という話になりますが、たまにしか使わない人くらいでしょうね、そういうことをやるのは。 たとえ走り出す前に新品の電池を入れたとしても、連続して使い続ければ、そのうち消灯のお時間になるのは避けられないし。 んじゃ、2時間に1回入れ替えれば?とか、さすがにそんな人はいないはずw
余談ですが、SG-355Bは円筒形のカートリッジに単4電池を3個セットして本体に入れる構造になっているのですが、このカートリッジは「FV-BTC1」という型番で、全国のジェントス取扱店でお取り寄せ可能だそうです。 お値段550円(たぶん税別)。 予備のカートリッジに予め電池をセットして持っていれば、電池交換の手間が省けます。
やっぱり専用設計
前述のCROPS SJ2は、横方向も照らすような作りになっています。 自転車専用のライトには多い設計ですね。 この光、横方向からの視認性アップの他に、サイクルコンピューター等ハンドルバーに付いているパーツをほんのりと照らして、これが思いのほか便利。 やっぱ専用設計ですよ奥さん!ってところでしょうか。
続・クロスバイクにバックミラー
とりあえずタナックスのコンパクトな製品を付けてみたものの、ハンドルバーエンドに直付けだと、どうしても視線の移動量が大きくなります。 例えるなら "足元に落としたモノを気にしながらクルマを運転している" というのに近いかも。 そこに自転車ならではの揺れが加わり、ミラーに映る情報を読み取るのに(クルマやオートバイと比べれば)余計なストレスがかかります。 ミラー自体、すごく小さいですし。 安全のための装備のはずが、下を向いていて駐車車両に激突!とか笑えません。
そこで、定番のひとつ、ブッシュ&ミューラー(BUSCH&MULLER)のサイクルスター901に交換しました。 アーム部分の長さの違いによって3種類のラインアップがありますが、今回は短いアームのついた製品を選びました。
BUSCH&MULLER(ブッシュ&ミューラー) CYCLESTAR サイクルスター 901/3 サイクルミラー
- 出版社/メーカー: BUSCH&MULLER(ブッシュ&ミューラー)
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付けてみた
バーエンド用ベース部品の対応ハンドル内径は17mm~ながら、内径約16.5mmのRail700Aに無加工でギリギリ装着可能でした。 ベース部品を挟む部分とアーム基部の2箇所がボールジョイントになっているので、セッティングの自由度はそこそこ高いですね。 アームを立てた位置にすると、タナックスで一番気になっていた視線の移動量を減らすことができます。
ミラーは言うほど大きくはないものの、単純な円形な分、見やすいかな。 ミラーそのものは、タナックスの方が品質良さそうです。
"Made in Germany" の刻印の割には作りがちゃっちいのと、アーム先端とミラー筐体の接合部が緩くて、ちょっとしたことで角度が変わるのがマイナスポイントでしょうか。 走行中にぶれたりはしませんが。 アームについては、もうちょっと長さがあればなーという感じが無きにしも非ずです。
コーダーブルーム Rail700A ペダル交換
ふと気がつくと、ペダル側面のリフレクターが脱落してみっともないことになっていたので、リフレクターを調達…じゃなくてペダルごと交換してみました。 リフレクター自体は規格品だそうで、単体での購入も可能ですが、なんとなくw で、買ったのは評判が良さげな三ヶ島のお安いモデル。
元々付いていたペダルはこれと同じやつです。
効果は?
重量はほぼ同だし、踏み心地も大差ないし、まーこんなもんかなー的な。 ただし、三ヶ島の方が軽く回転するのと裏表が無い分、使い勝手は良いかもしれませんね。 リフレクター部分が出っ張っていないので脱落する心配も無さそうです。
ちなみにペダルレンチはホーザン製のを買いました。 ペダルをしょっちゅう取り外しするとは思えないので、もっと安いのでも良かったけれど、工具フェチとしてはホーザン一択? 無駄な買い物という気がしないでもないですがw
クロスバイクのテールライト
うちのRail700Aには、よく見かける形のリフレクター(キャットアイ RR-165)が付いているのですが、さらなる視認性アップを目指してテールライトを付けることにしました。 スイッチのオンオフが面倒くさいので自動点灯タイプで検索してみた結果、キャットアイのTL-AU165をポチっとな。
キャットアイ(CAT EYE) 自動点滅テールライト ブラック(バックステー取付タイプ) TL-AU165-BS-GR
- 出版社/メーカー: キャットアイ(CAT EYE)
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この製品のどこに惹かれたのかというと、見た目が今付いているリフレクターにソックリという点です。 二つを並べてみても、なんか兄弟みたいな感じですね。 ともに左がTL-AU165、右がリフレクターのRR-165です。
サイドビュー。
元のリフレクター用取付バンドはそのままに、本体だけリプレースしました。 点灯していなければ誰もテールライトだとは思わなそうだし、盗難やいたずらのリスク低減も期待できます。 あと、バッテリーが切れてもリフレクターとしては機能する、というのもポイント高いです。
肝心の動作については、明暗センサーと振動センサーのチューニングが丁度いい感じ。 この暗さなら点灯して欲しいなーと思った時にはちゃんと点いているし、止まってしばらくすると消えるし、走り出せば即点くし、いい案配です。
停止してから消えるまでの時間が調整できれば100点なんだけど、その分価格が上がったり、複雑化して故障のリスクが増えたりするマイナス面もありますからね。 高機能モデルもラインアップして好きなのを選べます、というのがユーザーとしてはベストなので、キャットアイには頑張ってもらいたいです。
追記
文章中の「点灯」は、オン/オフのオンという意味です。 動作としては消灯と点滅しかありません。