華氏789度

バイク(オートバイ・自転車)好きなおやぢです

クロスバイクにバックミラー

普段オートバイの方のバイクにも乗っているせいか、バックミラーがないクロスバイクは、そこそこ交通量のある市街地では、えも言われぬ不安感がつきまといます。 後方から何が来ているのか、振り返らないとわからない状態って、けっこう怖いと思いませんか? 自転車だと車線の右側(もしくは複数車線の右寄り車線)に移動したりはしないので、世間では「左端をキープしてるから後方から来る皆さんよろしく!」ってノリなのかな。 実際のところ、後をチラチラ見ながら走ってる人はほとんど見かけないし。 後を振り返るのは、駐車車両をパスする時くらいな印象です。
よくよく考えると(考えなくても)、自転車で天下の公道を走っている時って、一歩間違えたら命にかかわる状況下に置かれている訳で、とても世間の皆さんに任せっぱなしにする気はおきません。 少なくとも、すぐ後に迫っているクルマが、どれくらいのサイズで車線内のどこを走っているのかくらいは常に把握しておきたいところ。

バックミラーを付けてみる

ということで、うちのRail700Aにバックミラーを付けてみました。 しょっちゅう後を振り返ってて、前方不注意とか、本末転倒ですからねw
調べてみると定番の商品もあるようですが、装着時の見え方とかイメージがわかないので、とりあえず手始めにお手頃価格な、タナックスの商品を選択。

 

 

バーエンドにベースとなるパーツを装着して、ミラーがついた架台でそれを挟むような作りになっています。 これでバーエンドを軸としての回転方向と、内向き外向きの調整が可能です。 水平の傾きが修正できないカメラの雲台みたいな感じでしょうか(こんな雲台があったら役に立たないけどw)。 実際に使ってみると、調整はこの2方向だけで十分でした。 ちなみにパッケージにはハンドルバーをクリップして装着するパーツも付属していますが、フラットバーハンドルの場合はバーエンドが良いと思います。

装着は要加工

Rail700Aのハンドルはクランプ部分周辺だけが太いタイプで、バーエンドの内径は約16mm。 一方、この商品の対応内径は18mm~20mmということで思いっきり範囲外なんだけど、まあ、どうにかなるだろーと。
バーエンドに装着するパーツはこんな作りになっています。

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ネジを締めると円錐形の金属パーツがくさびの要領でプラスティックのフラップ部分を広げてハンドルの内壁に押し付ける、というシンプルな構造です。 このくさびパーツの最も太い部分は実測で17.5mmでしたが、かなり柔らかい材質なので、普通のヤスリがあれば1.5mm削るのは楽勝です。
プラスティックのフラップ部分も16mmに押し込むにはギリギリの外径なので、少しでもくさびパーツがフラップ部分にかかっている(=広がっている)と入りません。 長いネジを用意してくさびパーツを一旦遠くに追いやるか、フラップ部分をニッパー等で切って短くするかの二択ですが、安直に後者を選びました。

使ってみた

第一印象は「小さっ!」 サイズからして当たり前ですけどw あと、オートバイのようにハンドル上部にあるケースと比較すると、視線の移動量が多めなのは気になります。 んで、肝心の見え方はこんな感じ。

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写る範囲が狭いのですぐ後くらいしかわかりませんが、これでもあるとないとでは雲泥の差ですね。 バックミラーの常として死角はあるし、さすがにこれだけで後方確認OK!とはいかないとしても、当初の目的にはそこそこ使える印象です。 定番の商品はこれよりサイズが大きいので、さらに使えそうな予感。 そのうち替えてみようかなーというか、絶対替える…はず。