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華氏789度

バイク(オートバイ・自転車)好きなおやぢです

自転車生活、始めました

最近、自宅から5km程度の場所へ頻繁に通うようになったため、ここは自転車だな!とクロスバイクを買うことにしました。 普段足にしているセロー250だと、走行時間が短い割には走り出すまでの細々とした準備が煩わしいですからね。 サクッと出発できる自転車はお手軽です。 
とまあ、思い立ったったのはいいんだけれど、実際買いに行ってからがモー大変でした。 ママチャリならホームセンター等の店頭にずらっと並んだ商品の中から気に入ったヤツを指して「これください」で完了なのに、スポーツバイクはまったく事情が異なるというのを、買う気満々で訪れたショップで知るのです。 

自転車業界の実態を知る

オートバイの方のバイクなら国内で買えるメーカーはたかが知れていますが、自転車の方のバイクとなるとメーカーは文字どおり星の数ほどあります。 小規模なフレームビルダーの工房とかまで含めたら、全部を把握してる人はいないんじゃないかなーと。 
メーカーの構成からすると、ギターと似たような感じすね。 フレームビルダー=ルシアーとか、もっともらしい構図も浮かびます。 自転車本体を所狭しと天井から吊しているショップの光景なんかも、なんとなくギター屋さんっぽいですし。 今回買ったモデルをギターに例えるなら、スクワイアのクラシックテレキャスターってところでしょうか。 そういえば神田商会がフェンダージャパンやめちゃったみたいですね、関係ないけど。

5~6万円程度のクロスバイクのエントリーモデルをラインアップするメーカーも、店頭に実車が展示されているメジャーどころだけで15社程度はあります。 その各社が複数のモデルを揃えている上に、カラーバリエーションだとか、サイズのバリエーションだとか、ヘタすると単一モデルだけで都合15種類くらいのバリエーションがあったりするので、そのすべてを店頭に並べるのはどだい無理な話。 実際、展示車は大手の売れ線中心な感じですね。 
なので、展示されている商品以外(もしくは展示車ではない新品)を買いたい時は、お取り寄せということになります。 オートバイの方のバイクではごく一般的な方法だし、さほど驚きはしませんが、この先に落とし穴が待ち受けていたとは。

多くのメーカーでは、イヤーモデルとして毎年リニューアルした商品をリリースし、マイナーチェンジをしたり、単なる値上げをしたり、という商習慣になっています。 これ自体は他の分野でもありがちなので、なるほどの一言で終了なんだけれども、単純な受注生産ではないところがミソ。 あらかじめ設定した生産数に達したら(あるいは何らかの理由で生産の続行が困難と判断したら)、そこで生産を打ち切り、メーカー在庫が捌けた時点でお取り寄せ不可という事態に。
アパレルでは割と普通ながら、自転車もそうとは知りませんでした。 夏~秋に翌年のイヤーモデルを発表、予約の受付というスケジュールのところが多いようなので、時期的にも厳しめのタイミングです。

そんな事情を知らないウブなワタクシは、ネットで色々と調べたり、都内の大手ショップで実車をチェックしたりして、購入候補を絞り、ちょっとお安い某大手量販チェーンの通販でオーダー、納期のお知らせを楽しみに待っていたら… なんと「メーカー完売につき注文をキャンセルさせていただきます」という予想外のメールが。

えーなにそれ?と思ってその某大手量販チェーンの実店舗に行き、初めて自転車業界の実情を知るに至ったのでした。 なんでもオーダーしたホワイトは人気カラーということで早々に完売していたそうで、出遅れにも程があるという。 他の色ならあると言われても、なんだかなーという感じ。 不人気カラーを余らせるくらいなら、その分を人気カラーに割り当ててくれよーと思うけれど、生産計画には業界特有の事情とか絡んで面倒くさいことになっているんでしょう。

店頭在庫を見つけたのはいいけれど

買う気満々だった分、反動で落胆度もハンパなく、自転車購入熱も若干冷めつつある中、こうなったら意地でも流通在庫を探してやるぜーと調べていたところ、某チェーンの某店に在庫が! すかさず押さえてもらい、まずは乾杯! 一人で。 展示車ながら状態は問題なく、オマケに10%割引きだそう。 このメーカーのスポーツバイクは、あんまり割引き販売されていないので、そういう意味でもオトクです。

元々買う気満々だった故、すぐにでも引き取りに行きたいところでしたが、ちょっとした問題が判明しました。 その在庫のある店舗は閉店するとのことで、同じチェーンの割と近い店舗へ商品を送ることが出来ない、という問題が。

自宅から在庫のあるお店まで、軽く見積もっても50km以上はあります。 ママチャリよりは遠距離に向いているクロスバイクとはいえ、普段まったく自転車に乗っていない身としては、ちょっと躊躇する数字です。 でも、この機会を逃すと次がいつかわからんしなーと10秒ほど思案した結果、どうにかなるだろと乗って帰ることに決め、お店に買いに行きました。 当たり前ながら、行きは電車で超楽ちん。 帰りは…

サイクリングは苦行か

セットアップもサクサク進み、ついにお店から自宅へ向け出発! あらかじめ買ってあったキャットアイサイクルコンピューターを装着、よっこらせっと漕ぎ出したのですが、普段自転車に乗っていないだけはあって車道を走ると後が気になってしょうがないったらありゃしない。 かといって歩道だと、アルミフレーム+細身のタイヤなせいか、ちょっとした段差で衝撃がガツンガツン来て、とても乗っていられません。 5km程走ったところで、これはヤバいんじゃないかと嫌な汗が。

スポーツバイクはサスペンションのついたマウンテンバイクしか乗ったことがないので、クロスバイクのダイレクトな感触は新鮮なんだけど、さすがに初心者にはそんなに優しい乗り物ではないですね。 ママチャリなら気にも留めない程度の段差でも突き上げられるので、コース取り自体に気をつかいます。 後方からはクルマがガンガン走ってくるし、かといって止まっていると前に進まないし(当たり前)、ホント気疲れするわーしんどいわーと思っていると、進行方向にサイクリングロードがあるではないですか。

さすがはサイクリングロード、走っているのは自転車と人間と犬くらいです。 路面もそんなに荒れていなくて、ここで初めてクロスバイクっていいなーと。 オートバイの方のバイクに比べると絶対的なスピードが低いので、風景を楽しんだり空気を味わったりするのに向いています。 ロードバイクで飛ばしたりするとまた違うんだろうけど。 

あと、無心にペダルを漕ぐ行為そのものが、ある種の高揚感を生む、というのも新たな発見でしょうか。 自転車にハマる人が大勢いるのも納得です。 おっさんになってくると、日常生活で高揚感を感じるなんてシーンは皆無に近いですからねえ。

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と、気持ち良かったのはサイクリングロード上だけ。 一般道に戻ったとたん、路面は荒れてるわ、アクションゲームの敵キャラのごとく逆走の自転車が襲ってくるわで、ほんとロクでもないです。 ほうほうの体で自宅に着いた頃には、ボロボロでしたね。 特にお尻がw